日焼け止め化粧品は年中使う?
Q)日焼け止め化粧品は、 年中使った方がいい?
夏はもちろん、他の季節でも、日焼け止めを使った方がいいとよく聞きます。
日焼け止めを使うと、肌があれるような気がするのですが…。
A)バリア機能を取り戻し、日焼け止めが必要ない肌へ。
低刺激の日焼け止めでも、自社の製品を多く売るためには、年中どんどん使ってください、
と言う会社もあると思いますが、紫外線散乱剤はもともと肌にない成分ですから、
やはり負担となる場合もありますので、年中使用することはおすすめしていません。
日常日焼けは、帽子や衣類で防ぐことをお勧めします。
海水浴や長時間外に出るなどの活動のシーンで使用する場合は、
肌に負担の少ない日焼け止めで、紫外線散乱剤を使用し、
オイルや界面活性剤、防腐剤などの品質保持成分を排除した1回使いきりのものをお勧めします。
日常生活で浴びる紫外線の刺激から、
身体を守るようにできているのが、わたしたちの皮膚に備わったバリア機能です。
この肌の機能がしっかり働いてくれることが、何よりの紫外線対策になります。
紫外線から身体を守る。肌に備わった機能です。
皮膚には必要のなくなったメラニン色素を
垢とともに排泄するケラチニゼーションという働きがあります。
これによって、日焼けした肌は徐々に白さを取り戻し、
シミのない美しい肌が保たれるしくみです。
肌に残留して本来の皮膚の働きを妨げるオイル、防腐剤などの品質保持成分、
石油系界面活性剤などが入った化粧品の使用を避け、
すこやかな肌をめざすことが先決です。
お手入れは
日焼け止めを使った日には、
微酸性で使い切りのアミノ酸系洗浄料で丁寧に洗っていただいた後、
多糖類パックで角質層のケアをおすすめします。